せんせい力®プログラムのご案内

近年、生産年齢人口減少、グローバル化の進展による社会構造の変化などを背景として、教育を通じた日本再生の重要性が指摘されています。

文部科学省(2013)では、「教育の質の向上は、一人一人が持つ能力・可能性を国内外で最大限伸長させ、個々の人生を豊かにするとともに、生産年齢人口が減少する状況の中で一人一人の生産性を向上させることで、社会全体を一層発展させていくことにつながる」と述べられています。

また、中央教育審議会(2014)では、それらに必要な力を子供たちが育むためには、「何を教えるか」という知識の質や量の改善はもちろんのこと、「どのように学ぶか」という、学びの質や深まりを重視することが必要であり、課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)やそのための指導の方法等を充実させていく必要があると述べられています。

企業においては、長年引き継いできた個人的な成功体験や経験値による指導が行われ続けています。変化の厳しい時代にあって、はたして、このまま教授者側の視点で計画された授業や過去の成功体験および個人の暗黙知に委ねる教え方を実施していてもよいのでしょうか。 

成功体験を他者から教わるだけでは、背景にある要因を学ぶことにはつながりにくく、実践に活かしづらい。従来の知識伝達型の授業だけでは、文部科学省が提言している「主体的、対話的で深い学び」を促進することは困難である。今、まさに、教える場面において、教育者の役割を、従来の知識伝達型から学習の援助・支援にシフトさせ、「教える―教えられる」というタテの関係ではなく、「学ぶ・教える」というヨコの関係を重視する「成人の学習を援助する技術と科学」が必要であると言えます。

 

そこで、教えることを仕事にしている人に対して、教育工学やインストラクショナルデザインに基づいた効果的な学習(研修)設計、ポジティブ心理学やウェルビーイングの知見に基づいたせんせいのBeing、学習者を具体的に支援するコーチングスキルを組み合わせた効果的なプログラムを開発、提供していきたいと思っています。それがせんせい力®プログラムです。ご興味がある方は、お問い合わせください。